さて、ここ3回にわたって、連投してきたローライフレックス スタンダートで撮影した写真。
撮影したフィルム4本のうち最後は金蔵院の枝垂桜を撮りに行ったもの。
当日は曇りだったため、スタンダードにモノクロフィルムを詰めて出かけました。
フラットな光源下なので、ノンコートレンズでモノクロ撮影をすれば諧調の美しい写真が撮れるのでは・・・そう期待しました。
さて、結果は如何に。
金蔵院
今回もフィルムはT-MAX100。
空が入った上の方が僅かにフレアっぽいです。
ノンコートには厳しいのかな。
空が入らない、門越しだと良い感じに!
枝垂桜は丁度ピーク。
まだ、ほとんど散っていません。
興奮して同じようなカットを量産してしまい、同じような構図をまとめたら3カットになってしまいました。
良くないですね・・・。
さて、曇りの日の桜。
狙い通り、硬くなりすぎていないのは良いのではないかと!
切り取り方は、嫌いではないのですが、もう少し桜を明るくしたいところ。
しかし、花を明るめにするとその上の空が飛んでしまい、真っ白になってしまうのです。
なるべく空は入れないように切り取るべきだったかなぁ。
プリントする場合は「覆い焼き」の出番?
おまけ。
武蔵小金井駅前の地蔵。
季節ごとに服装が変わっていのですよね。
誰が管理しているのだろうか。
実はちょっとピンボケ。
帰りにまた武蔵の公園へ。
今回もフィルムはT-MAX100です。
前後に撮影したもの。
この柳、やっぱり好きだなー。
この写真はF9 。曇ってコントラストが低いにもかかわらず柳の葉や幹、地面のディティールが出ている気が。
4本撮影を終えてみて思うのは、普通に良く写る事。
ノンコートのレンズで有ることを忘れそうになるほど。
これが、当時の全力の写りなのでしょう。
こうなるとF3.8やF4.5はどうなのか・・・写してみたくなります。
二眼レフの怖いところです。
あとは当時考えられていなかった(?)カラーでどのような写りをするかも気になるところです。
今度ポジフィルムで撮影を試みてみようかな。
問題は私の腕ではデジタル化した時に色が正常に出せない為、公開する気が起きない事。
どうしたものか。
またまたコマ間やらについて考える
前の記事で触れたコマ間と撮影枚数の件。
沢山コメントを頂きました。有難うございました。
その内容をまとめると・・・。
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一部遮光紙及びフィルムが薄い銘柄のフィルム以外は普通に赤窓に一が出たころから撮影して問題無い。
- 12枚撮れないようであれば、赤窓に1が出る前に止める。
- フジのフィルム(ACROS)はコマ被りし易い。その場合は僅かに巻き足すと良い。
こんな感じでしょうか?本当に助かります。
自分でもインターネット上のコマ間について触れている記事再確認すると、問題が出たのはACROSが多い模様。
aremo-koremo.hatenablog.com※ リンク先が間違えていたので修正しました。
アレモコレモさんのこの記事にあるフィルムもアクロス。
アクロス以外は大丈夫では?との事。
私が今メインで使っているフィルムはコダック系。
・・・ということはコマ被りを警戒しすぎたようです。
最初は普通にやっておけばよかったのですね。
そして色々調べていて目についたこの記事。
ノクチの時にも参考にさせていただいた、よボブさんの記事。
どうやら、赤窓を使わずフィルムを装填することが出来るようです!
フィルムのスタートマークをカメラ底部の角(フィルムが90度曲がる所)に合せてから蓋を閉め、6回クランクを操作しフィルムを送ってから撮影を開始すると問題なく12枚とれるとの事。
これは装填が楽そう・・・。
そう思い、試しにテストフィルムで実験してみると、確かにうまくいきそうです。
ちなみにクランクをさらに一回多く、7回操作すると大体赤窓に1が出る辺りまで来る模様。
というわけで、実験もかねて6回目スタートと7回目スタート両方で撮影してみました。
さて結果は・・・。
6回送った場合
・コマ間: 〇 狭いけど問題無し
・送り位置:× 1コマ目が欠け。
7回送った場合
・コマ間: ◎ 十分
・送り位置:× 12コマ目が欠け。
という結果になってしまいました。
うーん・・・難しい。
事前テストがフジのフィルムを使ったことも影響ありそうです。
6回半なら?今度試してみます。
あと、普通に赤窓に1を出してから撮影した場合も。
しかし、私が気になったことは大抵が既にいろいろ試されている方がいらっしゃいますね。
古いカメラを使う上で、先人の体験談は本当に貴重だと思う。
皆さんが苦労された道をたどっていく、そんな感じがします。
調べ物をしていると大抵他の方の体験に行き当たります。
有り難いことですね。