2020年の10月末に買ったライカM4ブラックペイント。
早いものでもう2年経ちました。
本当にあっという間。
油断していると1年経っているのが怖いです。
歳をとったということでしょうか。
この記事も早めに完成させておこうと思っていたのですが、結局書きあがったのはギリギリ。
いつもながら文章としてまとまっているのか凄く心配ですが、例によって書き散らしてみました。
ご笑覧下さい。
2年目のM4BPと私。
相変わらずコロナが完全には収まっていませんが、少しは動けるようになったこの一年。
近所の散歩だけではなくちょっとした旅行にも持っていき、着実に活躍の幅が広がりました。
オーバーホールも実施し、動作もいよいよ絶好調。
この一年で手持ちのデジタルを含めたカメラのの稼働率トップは間違いなくこのカメラとなりました。
長野の車山高原。吹雪で凄く寒かった。
これでシャッタームラが出る事が判明。オーバーホールのきっかけになりました。
だいぶ体になじんできた気がします。
普通に使う道具として根付いた・・・そんな感じです。
M型ライカはコンパクトで完成度が高く、操作に癖が無いので意識せずとも自然に使える気がします。
出かけるときは特に目的が無ければ、とりあえず持ち出すカメラになりました。
ちょっとした旅でもデジタルを持ち出さずM4のみで出かけたり。
京都旅行。カメラはM4一台のみ。
フィルムカメラのみで旅行に出かけたのは何年振りだったのだろう。
このところ意識しているのはある程度勘露出ができるようにすること。
普段は単体露出計で測りながらのんびり撮影していますが、とっさにいい被写体が出てきた時には測っている余裕はありません。
その為、その被写体が有る場所が今いる場所とどれくらい差が有るかで判断、とっさに補正して撮影できるようになれたらなと。
ネガならシャッターダイヤルをずらすだけで問題ないでしょう。
これが出来ればかなりスマートに撮影できるようになるのではと思うのです。
今はまだ晴天の時しかわかりませんが、曇り・雨の日でも分かるようになりたい。
晴天の日、多摩川に架かる橋の上を歩いていたら下に子供が水鉄砲を遊んでいる所を見つけました。
橋の陰になっていますが、露出計で測っている時間は無いのでシャッター速度を2段落として撮影。
なんとか決まっているのでは。
共に二年過ごしたM4。
恒例の物撮り。
うん、良いなぁ。
隅の塗装おちが前より目立った来た・・・かも。
少しツヤも強くなったかな。
お天気マーク。
M4には露出計は搭載されていないので、ただのフィルムメモ。
かわいいですよね。
さらに正面から撮影していてピントをチェックしていたら見えてしまった。
グッタペルカのヒビが・・・。
ぱっと見は分かりませんが拡大してみると・・・。
あああ・・・ペキペキ。そして文字が汚いな。
グッタペルカは必ずヒビが入ると聞いていたので余り細かくは見ないようにしていましたがついに発見。
この部分は弱いとは聞いていましたが・・・。
触った感じ浮いている風では無いので大丈夫だとは思いますが、気づいてしまうと気になるなぁ。
今度お店に相談してみようか。
そして文字の汚れ。
むかしNikon F3のロゴを綿棒で清掃したら白い塗料ごと落ちた経験から擦るのは少し怖いのですよね。うーん・・・。
物欲暴走。
ボディの物欲は相変わらず落ち着いています。
たまにサブが欲しいな・・・とか露出計入り良いなぁ・・・等思うことも有りまが、まだそれほどでもない感じ。
最近M6 の復活のニュースも話題ですが個人的にはあのデザインがどうも好きになれないので、今回は冷静に見ていられます。
MPアラカルトが復活して巻き戻しクランク他をM4~M7の仕様に変更的できるようになったら気になるかも?
※ 新M6については長くなるので最後に書き散らしてみます。
問題はレンズ。
この一年で増えたライカレンズは3本。
本数的には大したことが無いようですが、内容が。
去年欲しいと思っていたレンズのうち、難易度の高い方から行ってしまいました。
改めて振り返ると自分でもどうかと思います。
Noctilux 50㎜ F1 E58。
Summilux 35㎜ F2 2nd。
大物トップ2。
そしてSuper Anguron 21㎜ F3.4。
組み合わせのかっこよさ。たまりません。
それでいて写りも申し分なし。超広角なのに自然に撮影できるのですよね。
無茶しました。
でも後悔はしていません。少なくとも今はまだ・・・。
それでもレンズが欲しい。
それでも欲しくなるのがレンズ。物欲に限りなし。
だいぶレンズラインナップはそろいつつありますし、
これまで無茶をしすぎたのでこれからはゆっくりと楽しんで揃えたいですね。
以下物欲垂れ流し。
Elmaritの 90㎜
ずっと言っている一本。
一番優先順位は高いはずですが、ロマンを追い求めて後回しに。
望遠系は使用頻度が低いものの、かばんには忍ばせておきたいのです。
Elmar 90㎜ F4 とビゾ用Hektro 12.5cm F2.5 は持ってはいますが両極端。
性能と大きさのバランスが取れたエルマリート良いのです。
エルマリート系はテレエルマリートを含めて3種類存在。
最初のTeleが付かないエルマリートがいいかなと思ってます。
これを買えば通常持ち出しセットは完成かな。
Summicron 50㎜ F2 2nd
基本な50㎜。
DR Summicronは所有していますが、70㎝まで普通に寄れて軽いのはやはり良いなと。
ただ、最近レンジファインダーではそこまで寄らなくて良いのではないかという気がしてきたので、後回しになりがちですが、見かけるたびに買おうか悩みます。
DRの存在からなかなか踏み切れませんが、レンズラインナップが揃いつつありますし、そろそろ・・・。
Hektor 5cm F2.5
そろそろ・・・といいつつ趣味の領域へ。
Summicron 50mm 2ndに手を出すのはいつの日か。
エルマーから少し明るいF2.5。テッサー系とは違う3群6枚構成。
時折見かけるモノクロ作例がすごく好きなものが多いのです。
ニッケルメッキの筐体も良いけど、ボディはM4 なのでクローム仕様が良いなぁ。
Summarit 5cm F1.5
また50㎜。ライカには色々50㎜が有ってどれも面白そうで・・・。
正直SummarとかSummitarも面白そうとか思っています。
そんななかで気になるほどほどな大きさの大口径な1本。
クロームメッキのずっしりとして尚且つコンパクトな筐体、そして開放の描写がなんとも魅力。
重くて小さいレンズ素敵。比重はロマン。
コンパクトで軽いって良いことだけど、イマイチ燃えない不思議。
Summilux50も良いですが、高性能大口径はノクチに任せてより面白い方に行こうかなと。
そういった意味ではXenonも良いのですよね・・・。
悩みは尽きません(笑)
35㎜のSummaron
エルマー、ズミクロン、ズミルクスと増殖してしまってる35㎜。
これ以上増やして使い分けなんてできるのか、というのは野暮な問いかけです。
ズマロンはF2.8とF3.5が存在。
当初小さなF3.5が良いかなとも思いましたが、2.8の筐体デザインや半段の明るさの余裕は魅力。
これも好きな感じの写真を撮られている方で、使っている方が多いのです。
モノクロ向きなレンズにグッとくるみたいです。
Summicron 50㎜ F2 2nd 初期型
夢枠その1。
上記に挙げたSummicron 50㎜ F2 2ndの最初期のもの。
1stの黒い鏡胴に入った6枚玉です。
めったに見かけないけど、1st準拠のデザインが凄く好み。
それでいて最短撮影距離0.7m。
M4に最適なんじゃないかとか。
同じ仕様の正直通常タイプで良いじゃん!って事なのですが、格好良いのですよね。
でも値段がさっぱりわかりませんが、既存ラインナップを崩すことは避けられないでしょうね。
これが有れば常用50㎜は上がりかなぁ。
Summilux 35mm F1.4 1st
夢枠その2。
所謂スチールリム。
レンズ構成は2ndと一緒らしい。
それならなぜ!?ということになりますが、筐体がすごく格好良いのです。
フードも1st専用のもので、デザインがすごく好き。
ロマンオブロマン。
アレモコレモさんの記事。
格好良いなぁ、もう・・・。
最近復刻が決まりましたがフォントも最近の書体になってしまっていますし、オリジナルの方が断然いい。
フィルター径も違うとか。
そんなオリジナルの問題は価格。
おそらく、手持ちのレンズ全部を売って間に合うか?という代物。
全てを捧げる覚悟はあるか!
運用的にも35㎜ F1.4だけで過ごすことになる。
案外何とかなるかもしれませんが・・・そのうちきっと遊びが欲しくなりますね。
色々な意味で最高難度な一本。
黒鏡筒も存在し、最高に格好良いのですが、そちらは完全に手の届かない代物です。
と、物欲は尽きないのです。
ライカ購入前危惧していた状態です。
流石に無理は効かなくなって、気になる出物が有っても今のところ結構見送っています。
それに加え、現在特定レンズ縛りの撮影が続いているので、買ってもなかなか出番はないのです。
といいつつ、また買ってしまうのだろうなあ・・・。
そんな、3年目。
来年の今頃はどうなっているか、楽しみでもあり怖くもあり。
フィルムの値上がり等、不安要素も有りますがいけるところまで楽しんでいきたいものです。
おまけ。新M6を考える。
新M6について、グダグダ書いてみます。
M6の復活というより、M6ベースのMPが先祖返りしたというイメージだなと思います。MPのバリエーションが増えたというか。
盛り上がり方を見るとまるで、久々のフィルムカメラ復活!位の騒ぎに感じますが、MPの事忘れてません!?って気が。
それだけM6を好きな人が多いのでしょうね。
M6で亜鉛合金だったトップカバーも真鍮製(真鍮好き)に、欠点だったハレーションが出やすかったといわれるファインダーもMPベースなので安心でしょう。
順当な改良かと。M6.2と言ったところでしょうか。
昨今はフィルムカメラは写ルンですに毛が生えたような代物しか残っていませんし、まともに使えるフィルムカメラをラインナップとして残し、尚且つバリエーションを増やしてくれるのは凄いことだと思います。
ただ、価格もそうですがメンテも現行フィルムライカは修理に納期半年、10万円コース!!というのもざらな様なのでいろいろな意味で余裕がないと買えないかなと思います。
壊れたら別のを使って、そのうち帰ってくればいいや位の心持。
資金と心に余裕がないとダメですね。完全に嗜好品。
良い悪いは置いておいて、それが通用するライカブランドは凄いなと思います。
国産メーカーだと難しいのだろうなぁ。(ニコンとかブランド力では負けてないと思うけど、余裕はなさそう。)
私も余裕が有れば欲しい。(MPの方が良いけど)
同時復活するSummilux35㎜ F1.4 1stを新品で買ってずっと使うっていいな。
ただ、そのためにM4や現在所有しているレンズを売る気はしないのです。
悲しいけど余裕が無いということですね。
最後にM6に関して、平野監督がTwitterで仰っていたことが凄くすとんと落ちたので紹介させていただきます。
ん?M6?
— 平野勝之 (@hiranokatsuyuki) October 21, 2022
復刻?
しかし、フィルムカメラをいまだに作ってるのはいいね。
M6は、外人さんが何気なく「普通」に持ってるのがいいな、って思った事ある。昔、渋谷で背の高い外人の女性が腰まで伸ばしたストラップでぶら下げてたのを見て、いいなって思った事はありました
M6というのはですね、自分の目から見ると、出た当時はライカの偉大な功績は後退してて、すでに昔のようなプロ機としての存在意義はほぼ無くなってて、でも、偉大さは残ってて、元々、ニコンやキャノンみたいに巨大ホテルじゃなく小さい老舗旅館みたいなもんだから、小さいながらも、昔のお客さんの
— 平野勝之 (@hiranokatsuyuki) October 21, 2022
イメージを損なう事がないように、まあ、小さい旅館の雰囲気はちゃんと残してますぜって感じで欲をかかず、値段は下げつつもイメージは変えずにずっとそのままを残したような。だからお客さんもプロではなく、ちょいお金持ちで、あまりカメラの事を探求しすぎない趣味人が持って楽しめるような
— 平野勝之 (@hiranokatsuyuki) October 21, 2022
メインから外れて長い間、小さい温泉旅館みたいに存在したカメラ、長くなったけど、そんなイメージでありんす。
— 平野勝之 (@hiranokatsuyuki) October 21, 2022
なんでそういうのを復刻したのか?は知りませんが