今日もカメラと。

好きなカメラの事を、好きに書いています。

Leica M11と南の島。-Day4-

4日目

今日が最終日。

夜の飛行機で東京に帰る予定です。

昨日予定通りに船に乗れていれば竹富島にいる予定でしたが、今は石垣島

他の島もめぐる事も出来ますが、それには朝即動かなければ予定が厳しそうです。

今日はあまり無理をせずのんびりすることにしていたので、予定通りアクセスしやすい竹富島に向かうことにしました。

 

※ 4日間連続投稿を目指しましたが、当初準備したデータが大きすぎ使えなかったばかりか、月間のデータアップロード制限ギリギリになってしまい、写真のセレクトとデータ量削減に時間を取られかなり時間がかかてしまいました。

今回もそれなりにデータ量は多いかと思いますのでWifi環境を推奨にしておきます。

 

写真は今回も特に記載のない場合はM11 + Summilux 35㎜ F1.4 2ndにて撮影。

朝の石垣港。

起きてすぐ。とても静か。

 

朝焼け。

 

今日は少しのんびりしてから出かけよう。

ということで、少しホテルの窓から港の様子を眺めて過ごしました。

 

だんだん出港準備が始まる。

 

 

Super Anguron  21㎜ F3.4

 

この景色は35㎜だとちょっと狭い気がしました。

目の前の広大な景色を何とか切り取りたい時、やはり21㎜クラスが欲しくなります。

スーパーアンギュロンはコンパクトでさほど重くないので重宝します。

 

 

作業がひと段落したのか休憩しているのが見えたり。

 

Super Anguron  21㎜ F3.4

 

今日も天気は良さそうです。

 

さて、出かけましょう。

 

何故か気になるこの建物。

良い感じに古びているからか・・・。

 

おはようごさいます!行ってきます。

 

竹富島

 

竹富島へは行き7便、帰りも9便あるのでアクセスが簡単。

欠航もほとんどない。

ちなみに、波照間島へは各3便ずつ。

 

 

竹富港

船で15分ほどで到着。

人気の島だけあって人がどんどん降りていきます。

港にはレンタル自転車店への送迎バスが来ていてびっくり。

結構な人が並んでいました。

乗るかどうか悩んでいるうちに、港の景色を撮影し忘れました。

 

ターミナルに寄ってみようと近づくと・・・。

ネコちゃん!

 

普通に入っていく。

 

のんびり中を通り過ぎて出て行った。

いいねぇ。

因みに私は黒ネコちゃん大好きです。

黒、良いよね、黒。

 

竹富島は小さな島なので今回は歩いて回ることしました。

 

 

 

 

のんびり歩く。

八重山諸島の中ではかなり観光客が多い筈だけど、

オフシーズだからか、まだ早い時間だからか人は少ない。

のんびりするのには良いですね。

 

竹富島へは何度か来ているので、今回はちょっと違った場所を歩いてみる。

あまりり行ったことのない南東の浜へ。

 

アイヤル道

 

 

 

ところどころ草原が有ったり。

 

 

 

アイヤル道。

蝶の道と言われているらしい。

その名の通り、あちらこちらで蝶を見かけた。

木漏れ日の中でふわふわ音もなく蝶が舞うのは不思議な美しさが。

手持ちのとM11と50㎜では寄れないし、ピント合わせも困難なので撮影は諦めました。

 

林を抜けて。

 

アイヤル浜

海!

 

遠くに石垣島が見える。

 

流石南の島・・・。結婚記念日なのかな?

 

とりあえず、海岸沿いに歩いて行けるところまで行ってみることにした。

 

雲の広がりが綺麗だったからかこの構図ばかり撮っていた模様。

 

ひたすら歩く

しばらく行くと岩場に行き当たる。

どうやら干潮らしい。

調べてみると干潮時刻はまだ先。

取りあえず進んでみた。

 

浸食されている。

普段は波が打ち寄せているのだろう。

このような感じの崖と岩場がずっと続く。

 

 

 

係留杭?

やはりここも普段は海の中のよう。

足場は凄く悪い。トレッキングシューズとかの方が良い感じ。

 

気づけば1時間くらい歩いている。

だんだん不安になってきました。

干潮時間はまだまだあるはずだけど・・・。

 

 

途中小さな沢があったり。

水も流れていて、ごつごつした岩の上に海藻が生えていて滑りやすい。

足場が安定せず、体力を持って行かれる。

 

ようやく遠くに人が居そうな浜が見えてきて一安心。

 

カイジ浜

 

星砂浜・・・カイジ浜です。

なんとか到着。

ここまで1時間半くらいかかった。

竹富島の南半分を円周上に歩いたのだからそりゃね・・・。

干潮だからこそ通れるある意味レアな所を歩けましたが、足場も悪くタイミングを誤ると潮が満ちてくるので人にはお勧めできないルートですね。

結構疲れました。

 

親子連れやカップルが星砂を探しているのをわき目にさらに歩く。

目指すは西桟橋!

近くに食堂が有るのでそこで昼食取ろうかと。

 

コンドイ浜

 

 

 

 

コンドイ浜

遠浅で綺麗な浜・・・の筈なのだけど干潮の為か海水が引いていてちょっとおとなしめ。

海を眺めて楽しむには干潮は寂しいな。

 

白い砂浜と空に反応してアンダー気味になってしまった。

露出補正が難しいのですよね。

M11はハイライトに引っ張られやすい気がする。

 

ちなみに以前に訪れた時はこんな感じでした。(2019年2月撮影 D850+AF-S 24-70/2.8vr)

 

さらに歩く。西桟橋はすぐそば。

 

ニーラン石

 

西桟橋

 

 

 

水が引いて桟橋が丸裸に!

初めて見た。やはり水が無いと寂しい。

ここで海と空を眺めるのが好きなのです。

日が落ちるまで海を眺めながらのんびり過ごすのが良いのですよね。

 

ちなみに、西桟橋も修復工事中。

柵が出来て立ち入りもできませんでした。

 

www.town.taketomi.lg.jp

ひび割れが補修され、綺麗に。

古びた感じがも好きだったのですが・・・。

まあ、そうも言ってられません。

 

集落

とりあえず食事へ。

おなかがすいた。水分補給もしたい。

持っていたペットボトルも早々に飲み切ってしまったのよね。

 

あてにしていた食堂。

この日は日曜日。休みの店がとても多いようです。

 

集落の入り口。

道の中央に魔よけの木”スンマシャー”が植えられている。

ガジュマルらしい。

 

 

 

寄ってみたかった焼き物を打っている工房もお休み。

残念。

 

途中の休憩所でお茶を買って水分補給をしつつ、街中を徘徊。

 

おお、なごみの塔。

ここから、島の街並みが見渡せる。

以前は登れたのだけど2019年に来た時には残念ながら老朽化により登れなくなっていた。

しかしこれ、綺麗になって手すりもつけられているので、もしや登れるのでは!?

・・・そう期待しましたがやはり策がしてあり登れない模様。

これも公開時期とか有るのかな。

 

wikiによると・・・。

2016年(平成28年)9月20日から、老朽化のために閉鎖され、登降が禁止されている。しばらくは改修の予定が立たず、再開の見通しも不明なままの時期が続いた[1]が、2019年(令和元年)10月から保存修繕工事が行われた。この塔は文化財に指定されており建て替えはできないため、工事では、高圧洗浄、躯体の剥落や鉄筋のさびの補修、表面から剥離したモルタルの修理、亀裂修理等が行われ、さらに、階段や塔上部への手すりの追加や、階段下への門扉の設置も行われた[8][2]。工事は2020年(令和2年)2月末に完了した。しかし、国や県は修繕後も不特定多数の人の利用は難しいとの見解を示していて、改修後も利用は制限される予定であり[8]、塔に負荷をかけないよう利用ルールが検討されている。 

ということらしい。残念。

 

ja.wikipedia.org

 

 

なごみの塔付近のこの壁。

"紀元2600年記念"・・・1940年のものか。

83年前。戦争真っ盛りの頃。良く残っているなぁ。

 

 

途中見かけた食堂でようやく食事。

混んでいましたが、大きなところだから回転が速く助かった。

 

DR Summicron 50㎜ F2

 

 

やたらかわいい置物が。

ズミルクス35mmの開放です。

このレンズやはりいいなぁ。

 

凱旋 祈念?これも古そう。

こういうの気になります。

 

竹富島名物水牛車。

 

ミシャシ海岸へ

 

なんとなく今度は北へ。

 

ミシャシ(美崎)海岸。

むかしの船着き場跡。

近くには御嶽も有って重要な場所らしい。

 

そろそろ、石垣島に戻らないといけない時間。

最後に西桟橋を覗いてみようか。

 

 

 

再び西桟橋

 

おお、水が戻ってきている!

 

この景色がすきなのです。

今度来るときは入れるようになっている筈。

日が暮れるまでのんびりしたいところですが、船の都合で今日は無理。

 

さよなら。また来よう。

 

港へ

 

 

再び集落を突っ切って港へ。

 

 

ところどころにある飾りが楽しい。

 

これも”スンマシャー”。

 

 

 

 

無事船に乗り・・・

 

石垣港へに到着。

 

石垣港、そして空港へ

 

竹富島を離れる辺りから雲が流れてきた。

雨粒も時折流れてくる。

ギリギリ旅行日程に掛からずに済んだ。

 

 

 

ポケモン

 

石垣港ともお別れ。

 

さよなら!

 

空港へ向かう前に、食事を済ます。

空港は軽食しかなかったと思うので。

 

 

食べる前に撮影するのを忘れた。

バスの時間が迫ってしまい、慌ててかきこむことに。

 

 

 

 

 

もともと、遅い便でしたが更に遅れが。

まあ、欠航しなければOK。

早く分かっていればもう少しのんびりできたので少し残念でした。

おかげでゆっくり売店を見る時間もできました。

飛行機は無事石垣島に出発。成田へ。

 

 

ただいま。

 

 

 

南の島への旅はやはりいい。

暖かくて、今回もTシャツ1枚で大半を過ごすことが出来ました。

程よい気温でとても快適でした。

 

冬とはいえ日差しは強烈。

カメラの露出でいうと東京より露出が1/2段位は絞る必要がある感じ。

無対策だった私は日に焼けて真っ黒になり、一週間を待たず皮が剥けることに。

次回は日焼け対策を考えないといけませんね。

 

波照間島へは今回初めて行きました。

まず海の美しさは別格。

あれを見てしまうと他が物足りなくなるとの話も聞いていましたが、分かる気がします。

そして、とても静かで街並みが観光地然としていない感じがとても良かったです。

ゆっくり落ち着いて回れば写真もまだまだ撮れそうな感じ。

浜辺で一日のんびりもしたいですし、今度はもう少し長めの休みを取って行きたいなぁ。

そう思うのでした。

 

 

機材反省会。

今回持って行った機材。

大所帯で出かけましたがどうだったのか。

まずはカメラから。

 

Rolleifle 3.5F

ポジフィルム担当。

今回はニシ浜でのみのピンポイント登板になってしまいましたが、

十分役目は果たしてくれたと思います。

役割分けがしやすいのでM11との併用も違和感無し。

撮っていて楽しく、一日これだけで撮っても良いな・・・と思えるくらい。

長期滞在が出来たときに、1日目・2日目くらいは小型カメラで撮りまくり、

3日目くらいからローライでじっくり撮影。いいなあ。

・・・そういえば、前に竹富島に滞在した時はそういう運用だったような気が。

 

Leica M4

モノクロフィルム担当。

波照間島内は古い壁や、美しい光線も多く前半は活躍してくれました。

・・・が。役割が完全にM11と被るので両方使っているとどうしても撮影テンポが

悪くなってしまいます。

旅の後半は疲れてきたことも有り、割り切ってM11に任せることにしました。

私にはデジタルとフィルムのライカ2台併用は難しいようです。

日によってどちらか一方すべきだったかなぁ。

割り切りが大事か。

 
Leica M11

やはりというか、今回はほどんどM11で撮影していました。

移動しながら撮る旅行中はAEでパシパシ撮れるのは大きいです。

残り枚数を気にせず気軽に撮れるのも良いですね。

波照間島は今回は初めて行ったので特にそう思います。

便利すぎてM4は割を食った面はあると思います。

 

さて、レンズ。

Elmar3.5cm F3.5

M4用なので、M4と共に後半使用頻度が低くなりました。

まあ、これは仕方が無いです。


Summilux35mm

今回はほとんどこれで撮影。

M11との組み合わせだと日中から解放が使えてしまうので楽しくて。

今回はこれをメインに選択して正解でした。


DR Summicron 50㎜ F2

テーブルフォトからヤドカリの撮影までカバー。

役割を果たしてくれました。

写りも思った以上に良い感じに。

M10系を買っていたら近接撮影は悩んで居たろうな・・・。


Super Anguron  21㎜ F3.4

目論見通り、迫力のある広がりを撮りたい時に活躍。

これは持っていてよかった。

 

 

さて、ここまでは想定通り。問題はやはりこれから・・・。

 

Noctilux 50㎜ F1

石垣島の夜で活躍。

大きく重い為、日中は宿に留守番、夜夕食に出かけるときかに満を持して出番!

という運用を想定していたのですが・・・。

波照間ではギリギリまで海にいて宿による余裕が無く、出番なし。

余裕を持って行動できていれば・・・。

一度でも出番が有ったので不思議と後悔は無いです。

私の最終兵器なレンズ。

出番に備えて持って意地でも持って行くことが大事なのです。

 

ビゾフレックスⅢ+Elmar65㎜

出番なし。

分かってはいたことですが、嵩張るのがネックになりました。

持ち歩くとカメラを一つ増やすくらいの覚悟がいるのです。

浜辺に期待していたほどヤドカリを見つけることが出来なかったのので、持ち出すまで至らず。

DR ズミクロンでもなんとかなってしまったのですよね。

 

 

持っていく機材としては不足を感じませんでした。

偶に望遠が欲しくなることは何度かあったのでコンパクトな90㎜一本があると良かったかな。

日中は35㎜レンズが付いたM4、M11とDR ズミクロン、スーパーアグンギュロン、ローライフレックスのセットを携行。

イカ系の機材は小さいのでボディ・レンズ複数持ち歩いても苦にならないのが助かります。

今後は持ち歩くカメラをどうやって絞り込むかが課題ですね。

M4とM11のどちらか一方にすべきなのでしょう。

これが悩むことになりそうです。

 

 

おまけ:ライカとピント。

M4、M11を使っていてもっとも私を悩まけているのはピント合わせ。

広角レンズを使っているときはともかく、望遠系や大口径標準レンズを使うと、途端にピンボケが気になるようになります。

特に望遠系を使うと顕著。

近接でもバッチリあっていることも有れば、ある程度離れていてもガッツリ外していることも多く、原因がさっぱり。マグニファイヤーをつけても効果なし。

 

この辺りの検証はM11を導入して色々試せるようになったおかげで、少しずつ可能性が見えてきた感じがします。

気になるのが構え方を含めたファインダーの覗き方。

ここに鍵がある気がしてきました。

接眼部の真ん中を正面からしっかり見つめる事。

当たり前のことのようですが、うまくできていなかった気がします。

私はメガネ*1を掛けている為、どうしても接眼部と目が離れることになります。

その為、覗き方が不安定になりがち。

それでも広角系のファインダーの場合は、フレームが視界ギリギリになる為、自然と覗く場所が決まってきますが*2、50㎜以上の場合はフレームに余裕がある分どうしても覗き方が変になりがち。望遠の小さいフレームだとなおさらでしょう。

その辺りがピントが不安定な原因の一つではと、現在覗き方を意識してピント合わせの練習をしてみています。

一眼レフだとスクリーンさえ見えていれば、覗き方は適当でもピントにはあまり影響しなかったので、今まで気にしていませんでした。

これで解決できれば良いのですが。

*1:メガネ。

顔にかける方です。

イカ関連ではどうしてもレンズについている方に成ってしまうので、メガネユーザーの体験を探すのが困難だったりします。

*2:ちゃんと覗かないと35㎜フレーム全域が見えない。28㎜フレームは一度に見るのは不可能