今日もカメラと。

好きなカメラの事を、好きに書いています。

PENTAX 17

数十年ぶりに新品フィルムカメラを買った。

PENTAX 17です。

この前は2000年くらいにNikon F3を買って以来なので20年以上前の話。

数年前に発表した時は驚きましたが、本当に形となって出てきたことは本当に凄いことだと思う。

フィルムカメラ自体はちょこちょこ新発売はされているものの、どれもこれも固定焦点・露出固定の写ルンですに毛が生えて程度の簡易な物ばかり。

露出可変のカメラはライカ、若しくはロモが出しているくらいだったのではないだろうか。*1双方ともそれはそれですごいのですが、両極端な状況でした。

 

 

去年末いよいよ本当に出てきそう・・・という時のツイート。

当時はAE機は難しいだろうから1/60-1/500位の数段シャッター速度をもった機械式、オリンパスPENみたいなのを想像していたようです。

しかしまさかAE機で来るとは。しかもしっかり±2段の露出補正付き!

オート専用であっても、ある程度露出をコントロール出来るのは有り難い。

ちゃんと造って来た感じをひしひしと感じます。

これは買わねば!

 

新品カメラを買うときに頼りにしているフジヤカメラさんに電話をかけ、とりあえず予約。

時は予約開始日の昼頃。開店から数時間経っていたため、発売日の入手は難しいかと思っていましたが、なんとか間に合っていた模様。

発売日の夜、仕事上がりに駆け込み入手したのでした。

ありがとうフジヤカメラさん!

 


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正直、購入出来る旨の連絡を貰った時には少し悩みました。

度重なる散財で余裕が無くなっていた上に、私生活でも物入りなイベントも発生しているので本来ならここはスルーしないといけない状態。

でも、まともなフィルムカメラが国内メーカーから!という、ワクワク感に勝てませんでした。

 

 

PENTAX 17

せっかくなので開梱の様子も撮ってやろうかと思いましたが、自室が汚すぎて箱を取れるほどのエリアを確保することを断念。

普通に開封した。


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箱の中にはこんなメッセージが。

洒落てる!ここだけはなんとか撮っておいた。

 


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どーん!


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本体のロゴや文字の主要な部分はプリントではなくエングレーブ加工。

グッとくる。


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特徴的なファインダー周り。

ピントリングに、プリントされているゾーン表示はファインダーから直接見ることができる。

基本プラスティックなカメラですが、トップカバーは金属製。


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レンズ周り。

名盤の上にあるのは測光センサーでしょうか。

レンズはトリプレットとのこと。

2024年のトリプレット。描写が楽しみですね。

ピント駆動はなんと電動。レリーズ事にピントを設定位置に持っていく動作が入るので若干タイムラグがある様です。

なんでわざわざ?と思いましたが、今はヘリコイドを切るよりこの方が低コストに出来る・・・との話も。


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AOCOマーク入り。

旭光学(Asahi Opt Co)時代のマーク。

ペンタックスSPに育ててもらった私としてはポイントが高い。


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巻き上げ周り。小さな巻き上げレバーが可愛い。

裏に金属で補強も入っていて、ちゃんと役目を果たしてくれるのよね。


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ダイヤル。こちらもエングレービングされてる。

プログラムオート専用機ですが、ポジションによって、ストロボの制御を含め動作を選択出来る。

よくできているなと!


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シャッターボタン周りに電源スイッチ付き。

フィルムを巻き上げた状態でも、ここを切っておけば、間違えてシャッターを切ってしまうことは防げる


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背面、フィルムメモホルダー付き。

ちなみにこのカメラの貼り革っぽい部分は若干面が低くなっているので、後から革を貼っても良い感じになるのでは。


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ハーフサイズ!

この感じは35mmフルフレーム(?)への展開も感じさせる。

フィルム装填は巻き上げ側のオレンジの所までフィルムを引っ張っておけば良い模様。

自動装填のコンパクトカメラがこんなだったな。

手巻き上げだとなんだか不思議な感じがする。

 


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フィルム室のロック用の爪は金属製。こういう所に痺れるね。

正直他の部分は思いっきりプラスチックなので若干チープにも感じるのだけど、耐久力が要りそうなところはしっかり押さえてあるのはすごく好印象。

 


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ストラップホールは横吊り、縦吊り両方できるように3箇所設けてある。

ここもちゃんと金属製。

ストラップは最短撮影の距離目安となるため、できれば純正が望ましいのだと思いますが、フラッシュバックカメラさんのFB-12のSサイズが大体同じような長さに思えたのでそちらを採用。

良い感じで似合っているのではないかと!


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ちょっと意地悪なサイズ比較。

私の手持ちの目測機といえばRollei35という事で。

事前に出ていた画像でわかっていたことですが、PENTAX17はそこそこの大きさはあります。

その分持った感じは凄く軽いです。

 

 

早速試写。

 

次の日。

珍しく発売したてほやほやの新製品を購入したので、これはブログネタになるのでは!と思い速攻フィルムを装填。

一日で36枚撮りフィルム1本・72枚を一気撮りチャレンジを敢行する事にしました。

フィルムはKodak Gold200。PENTAX17の最高速度は1/350、レンズの開放F値は3.5ということでシャッター速度的に無理にの無い範囲で高感度なものを。

ISO200って古いカメラにも優しい感度で使い勝手が良いのですよね。

という訳で、今日一日で無理やり撮り切った写真を載せてみます。

今回はカメラ屋さんでデータ化をお願いしてみました。

回転もせず一気に!

ちゃんとしたのは後日SNSで載せようかと思っています。*2

 

 

勘で適当に露出補正をしながらパチパチ。

露出を気にしようにも、シャッター速度も絞りもわからないので諦めつきます。

ここで最短距離を試していますが、(下段3,4枚目)これはバッチリ決まってくれました。

この後はなかなか決まってくれなかったのですよね・・・。

ちなみに最初の方は適当に家の中で撮っていたのでそこは飛ばしています。

 

 

流石最新鋭機、写りは凄く安定してますね。

補正はしっかり入っていると思うので、自分でスキャンするともう少しアラは出るかも。

 

サクサク撮れる。

ハーフカメラは普通に構えると縦フレームなので、まだまだ慣れない。

咄嗟だと戸惑います。

 

近接もそこそこ行けるのがこのカメラの良いところ。

最短撮影距離は25cm!

ストラップを頼りに撮影するのですが、なかなかうまく行きません。

ちょっと離れた50cmなら結構安定する印象。

 

光る水面を撮影しても破綻しない。優秀ね。

カレーウマウマ。

寄れるのでテーブルフォトも無理無く撮れる。

でもやっぱり最短は難しい。

 

 

残り10枚の時点で、地元に戻って来てしまった。
駅の周りをパシャパシャ。

丁度よい花があったのですかさず寄ってみましたが、やはり難しいですね。

ストラップがうまく使えてない可能性も大きいので一度純正に付け書いてみても良いかもしれない。

 

感想とか。

 

35mmフィルムのハーフをちゃんと使うのは初めてだったたりします。

Olympus PEN-Sあたりも興味もあったのですが、なかなか納得できる個体に出会えず、そのままになっていました。

そんな中での安心できるメーカーから新品の登場。

とても嬉しかったです。

 

このカメラは基本的に露出はカメラ任せ。

カメラがどう判断しているかも分からないので露出補正も感で設定。

もう割り切って撮るしか無いので、細かいことは気にせずパシパシとれる。

私が好きな目測機であるローライ35とは少し違った感覚でした。

これは、デジカメでも味わえない感覚でしょう。

そしてちゃんと撮影結果も伴ってくれるのは本当に有り難い。

軽いので片手でプラプラしていても全く負担にならないのも良いてますね。(重いカメラの方が好きなのですけど、これはこれで)

 

気になったのは、シャッターのタイムラグがちょっと大きく感じたこと。

毎回レンズを動かしているので仕方がないのですが、スナップ的な撮影には少し気になるところです。

まあ、ガチガチなスナップカメラというよりはカジュアルでちゃんと動くカメラ、という感じなのでしょうからあまり言うのも野暮な気もします。

あとは、モードダイヤルが意図せず回ってしまうことが何度かあった事。もう少しクリックがほしいですね。モードダイヤルはそんなに触るものでは無いので、テープか何かで仮止めしておくと置けば良いですが。

 

スマホ時代のフィルムカメラ

ちょっとだけ蛇足。

なまじ昔のフィルムコンパクトカメラの新品時代の価格帯を知っているがだけに、最初に価格をみたときは正直高いな、と思いました。

しかし時代はスマホ全盛。

デジカメですら、嗜好品になりつつある状況です。

既に超ニッチなフィルムカメラでちゃんとしたものを出すにはこれくらいの価格になってしまうのは仕方が無いのですよね。

フィルムカメラは既に嗜好品。

とてもじゃないけど"安い"とは言えませんが、ライカMPの1/10と考えればやはりそんなものなのでしょう。

最後につまらない事を言いました。結局買ってるのでご容赦を(笑)

 

 

*1:正直LOMOには良い印象はなかったのですが、ずっと継続してフィルムカメラ、フィルムを供給し続けてくれているのですよね。しかも貴重なAE機とか。それだけでも凄いと思う。

*2:結果が非常に良好だったので別途記事にしました。

かなり重いページですが、宜しければ。

 

kei-arika.hatenablog.com