今日もカメラと。

好きなカメラの事を、好きに書いています。

お気に入り機材紹介① KFM-2200

お気に入りの機材を紹介してみる小ネタです。

多分カメラ・レンズ以外の事を書くことになりそうですが・・・。

思い付きで書いているので次回以降は未定です。

 

今回は露出計です。

露出計のないフィルムカメラを扱う上で必須の単体露出計。

私はこのアイテムも好きで実はいろいろ手を出していたりします。

その中でも一番気に入って使っているのがケンコーから出ている入射光・反射光兼用モデルのKFM-2200です。

なお、私が持っている個体の画像を貼れれば良かったのですが、雪山で紛失してしまったためできず。

よって文字だけです・・・。お暇な時にでも。

 

※ 2022年6月23日追記

いつの間にか各販売店の在庫がなくなり販売終了に。

メーカーホームページには旧製品の表示はまだないですが、

状況を見るとディスコンでしょうか。

後継機種は・・・出ると良いなぁ。

 

 

 

 

KFM-2200

www.kenko-tokina.co.jp

 

露出計のついていないカメラ、ローライコードⅢを使い始めてから、初めて購入した単体露出計です。

気合の新品購入。(ポイントで、ですが)

入射光式・反射光式兼用タイプです。反射光はスポット式。

 

露出計としてはケンコーの露出計はマイナーなのではないでしょうか。

皆さん、セコニックを使っている方が多いですね。

私も当初一番欲しかったのはセコニックL-758D。

しかし、当時すでに廃版。(のちに中古で入手)その後継のL-858Dは非常に高性能なものの主要操作をタッチパネルになってしまいました。

操作用のダイヤルもなくなってしまい、画面を見ながら行わなければならずとても使いにくく感じ、KFM-2200の購入となりました。

結果正解だったと思っています。私一押しの露出計となりました。

操作系に癖がありますが、ちょっと設定をいじれば十分対応可能です。

 

お気に入りポイント。

スポット測光は良いぞ!

私のメインの撮影場所は野外です。

野外では様々な場所・光線状態で撮影せねばならず、時と場合によって入射光が良い場合と反射光が良い場合があります。

晴天の野外、また室内など光が均一に当たっている場合は入射光で測ったほうが安定した結果を得られるように思います。

問題になるのは明暗差の大きな場面です。

例えば木漏れ日の林。

これはどう測った良いのか凄く悩むのです。

まず、即光範囲の広い反射光露出計だと明るいところ・暗いところを全体で見てしまうので、訳が分からなくなります。入射光であちこち測って回るのも手ですが、木漏れ日の林で逆行気味の場合だとかえって測り方が難しかったりします。

スポット測光で主体となる部分を測って、そこがどのくらいの明るさ(濃度)になってほしいかを考えて・・・という感じが一番結果が良いように思います。

木漏れ日の林の場合、もし光が当たっている部分が多く感じたら光が明るい部分を測光、出た目にプラス一段から二段くらいオーバーになるように設定しています。

出てきた写真の明るい部分を飛ばないレベルで明るく表現したいと思うからです。

影の部分が多い場合は真逆のことをする訳です。

 

 

後は透過光ですね。日の当たった紅葉など、近くに行くことが出来ない事も多く、スポットメーターの独断場じゃないかと思います。

これも光の当たった部分を測光してプラス補正。

 

無論スポット測光も万能でもなくしっかり反射率を考慮しないと、大外しすることも。

先日も雪景色で見事露出不足のネガを量産しました・・・。このあたりは経験でしょうか。

私もまだまだ使いこなしているとは良いがたいので、デジカメをあえて単体露出計を使って撮る練習とかしないとなと思っています。

 

入射光・反射光の測光ボタンがそれぞれ分かれている。

それぞれの測光ボタンが独立して用意されている為、入射・反射の切替操作が不要でシームレスに計測できるのです。

私は状況によって入射光と反射光を使い分けているので、いちいち入射光・反射光切り替え不要なのがとても大きいです。

 

収納しやすいストレートな形状。

正直他のスポット測光を採用していない露出計に比べ大きいです。

しかし、形がシンプルで凹凸が少ない為、カバンの隙間やズボンのポケットに捻じ込む事が可能。思いのほか可搬性は高いと思います。

 

単三電池一本駆動。

これも有り難いですね。

低コストで切らしてしまってもどこでも売っています。

L-758Dが採用しているCR123とかだと、コンビニには売っていませんから。

むかしは売っていた気がするのですが、フィルムと一緒にデジカメ時代になってから姿を消しましたね。

まあ、切らさないようにすればよいのですけども。

 

気になるところところ。

デジタルを意識したのは良いが・・・。

少々文章で表現が難しいのですが。

デジタル時代を意識してかISO感度を頻繁に変更する事を前提なつくりになっている点。定常光測光モードには一般的な絞り値算出・シャッター速度算出に加え、ISO感度算出の3つのモード存在するのです。

ただ、フィルムカメラで使う場合はISO感度算出モードは不要です。モードが2つだなら切替ボタンを1回押すだけで何も考えずもう一方のモードに切り替える事可能です。

しかし、ISO感度算出モードが存在するために1回で変更できるとは限らなくなってしまって居るのです。

さらに、各モードでもISO感度を変更して露出を算出することが前提となっている為、ちょっとめんどくさいです。ISOボタンを押したときだけ変更、とかで良いのに・・・。

これに加え、電源を切ると直前に使っていた状態が維持されず、初期値(絞り算出モード)に戻ってしまう事が合わさり初期状態では非常に使いづらいのです。

ISO感度算出モードはカスタムでこうに出来ます。

後の二つはどうしようもないのですが、使っているうちになんとか慣れました。

個人的にはタッチパネル操作よりはマシだと思っています。

 

造りが安っぽい。

この露出計、値段がそこそこ程する割に外装が安っぽいのです。

操作ボタンの印刷はなぜか金色で使っているうちにすぐ剥げてきます。

デザインも何とも野暮ったいというか。ご先祖のミノルタ FLASH METER 6はスマートだったのだけどな。

ただし、作りは意外に頑丈です。

手に持って使用しているため、うっかり何度も落下させてしまっていますが、問題なく動いています。(ごめんなさい)

ちゃんとポイントは押さえていますね。

 

まとめ。

捜査上の癖は有りますが、それ以上に収まりの良い本体形状、入射光と反射光の使い分けのしやすさはそれを吹き飛ばすほど使い勝手が良いのです。

あと、ライバルのL-858Dよりちょっと安いのもうれしいですね(笑)

現在紛失してしまい、代打のL-758Dを使用しています。

早く買い戻したい・・・そう思ういつつ記事を書いてみるのでした。