このところ稼働率の高いZ6 とズミルクス35mmの組み合わせ。
この組み合わせで野川に出かけてみました。
M4はオーバーホールに出して不在ですし、この日は単体露出計で露出計を測って・・・という気分でもなかったのでお気軽デジタルなこの組み合わせの出番でした。
コンパクトで露出をカメラに任せにできるので、気軽に撮影できます。
野川散歩。
昼間・遠景も開放で。
M4ではできない芸当。
シャッター速度的な意味も有りますが、幕を焼く恐れが有るから・・・。
このくらいの天気なら大丈夫でしょうが、太陽が画角に入ろうものなら一瞬と思われます。
この前試しに黒い紙に太陽を映してみたのです。
レンズはノクチルクス。F1だとある程度ピントが合った瞬間に穴が開いた。本当に一瞬。
F1.4も一瞬。F2もすぐ。F4位だと意図的に当て続けなければ大丈夫かな?という感じでした。
とても危険。太陽のある時は大人しく絞りましょう。
この時期(2月末)、特に何があるわけでは無いのですが、ひたすら川沿いを歩くのも良いものです。
開放、コントラストの低い渋めの描写。
邪道な使い方かもしれませんが、こういう描写が心地よい日もあるなと。
枯れて落ちた椿の花。
渋い色。なぜか心惹かれて撮っていた。
柔らかくて良い描写だなぁ。
コシナのクローズフォーカスアダプターのお陰で凄く寄れる。
無くなったら困るからボディーを買う前から持っていました。
芦原。
日が差してきた。
2枚目は絞っていますが、他は開放。
レンズに直接光が当たるような環境だと強烈なフレアが出ます。
そして開放だと滲んだ描写。
なんだろう、光あふれる描写、という感じがします。
絞るとピシッと。それでもハレ切りは必須かな。
小金井神社。
滲みが良いな。
自宅周辺に戻ってきた時、私の好きな光線条件に。
頭の上は厚い雲に覆われてい中、晴れている西の空から夕日の光。
暗い空と夕日の当たった部分のコントラストがとても好き。
最後の木も枝に光が当たって美しかったのです。
このサイズだと分かりにくいのですが、ハイライトの滲みのお陰でその光が強調されて見た目に近いイメージに。
絞るとよく分からなくなってしまいます。
Z6とズミルクス35mmの組み合わせ、コンパクトで開放の独特な描写も楽しめ、とても楽しいです。
M4が手元にない今、Z6付けっぱなしになっています。
先日ついに、Nikkor Z40mm F2を購入したので、今後どう変わるかな。
テイストは大分違うので、棲み分けは出来ると思いますが・・・。
Z6その後。
さて、Z6がを購入してから少し経ちました。
やはり小さいので中判カメラのサブとして運用しても苦にならない為、結構稼働率が高いです。
今思うことなどを。
Z6?Z7
購入するのはZ6が良かったのか、Z7が良かったのか。
正直、Z7の方が良かったかな・・・と思うこともまだあります。
Z6を購入した第一の目的がライカ用レンズをデジタルで撮ってみたいからです。
その用途だとさほど画素数は必要ないと思います。そう思ってZ6にしました。
ただ、レンズの癖をより掴みたい、となるとちょっと画素数に物足りなさも感じことも有ります。
D850だと、開放のホワホワ描写の中にある細いピントの芯みたいなものまでわかる・・・そんな風に感じる事が多かったのですが、Z6だとその芯が見つけづらいように思うのです。
半面、Z6の高感度性能は目を見張ります。
夜の撮影もかなり無理が効くのでD850とのすみ分けという意味でもやはり優秀だったり。
悩ましいです。
操作性とカスタムと。
Z6はD850と比べて大幅にコンパクト。
その分、ボタン類も少なくなっており、メニューから操作を行う必要が多いです。
今までボタンとダイヤルで出来ていた操作が出来ないので結構戸惑います。
使い始めて一番最初に悩んだのはメモリーカードのフォーマットでした。
と言う分けでZ6を快適に使うには、いかに良く使う機能をファンクションボタンや他のボタンに割付るかがキーになってくるように思います。
現在試行錯誤中です。
D850に比べてカスタム範囲も増えてますね。
D850では出来なかった動画ボタンのカスタムも可能に。
割り当て機能も増えているため、うまく使えばかなり使い勝手を改善できます。
個人的に嬉しかったのはスポット測光の簡易設定機能。
ボタンを押している間だけ、スポット測光に切り替わる機能なのですが、これが便利。
AEロックと組み合わせればいちいち測光範囲を切り替える必要が無いのです。
これはD850にも欲しい機能です。
Summilux 35mm F1.4
球面ズミルクス、2nd後期。
私の夢レンズのうちの一つでした。
これとノクチルクスで夜戦セット。
昨年シレっと購入していました。
とても綺麗な個体が出てきたのです。
あの頃はどうかしていた・・・。
このレンズの凄いところは恐ろしくコンパクトなところ。
一眼レフ用レンズからは考えられない大きさです。
大口径なのにM4やZ6の常用レンズとして十分使えます。
そして、描写も開放ではほわほわ、絞ればシッカリ、ととても楽しいものです。
弱点はフレアが出やすいので気を遣うところでしょうか。
夜間撮影中、画面外に街灯が有っただけでも強烈なフレアーが発生するのには驚きました。
私の所有している個体は一部コーティングの痛みが有るのでその辺りが影響しているのか、どうか。
気になります。
他の方の作例を拝見するに似たような傾向かなとも。
フレアもうまくハマると面白いですけどね!