今日もカメラと。

好きなカメラの事を、好きに書いています。

ライカ用50㎜レンズについて考える。

表題の通り、ライカの50㎜をどれにするかで悩み中。

この記事も去年末からちょいちょいいじっていた。

取りあえず勢いで公開してみる。

 

現在M4用レンズはボディと一緒に買った35㎜のみ。

イカには沢山の標準レンズが存在し、それぞれ魅力的に思えいまだに絞り込めていない。

以下、私の欲望・妄想を垂れ流しある。

しかも文字のみ・・・。

 よってひっそりと公開。

 

 

 

 

ズミクロン?ズミルックス

最近フィルムで撮っていて思うのが明るいレンズの有り難さ。

デジカメで撮っていると、ある程度暗くてもISO感度でゴリ押せてしまうので忘れがちなのだけど、暗い場所でシャッター速度が稼げるのは本当に大きい。

「ハイスピードレンズ」と呼ばれる所以。

絞り開放はぼかすためだけにあるのではないのだった。

 

ということで、主力用にはせめてF2以上が欲しいなと思うわけである。

となると、F2のズミクロン、F1.4のズミルクスが候補に挙がってくる。

ズマロン・クセノン等古いものは取りあえずべつばr・・・別枠だと思っているので一旦除外。

それ以上明るくなると大きくなるし、何より金額が現実的ではないので・・・。

 

ズミクロン、ズミルクスともに、新旧数世代が存在しておりかなり選択肢が広い。

その中で気になっているのは下記である。

 

 

まずはズミクロン。

M型ライカの鉄板レンズといえば、ズミクロンだと思う。

35㎜はズミクロンを選択した。

6枚玉後期なので地味な存在だけど、よく写る。

比較したわけでは無いけど、画質的には不満はない。

50㎜もとりあえずズミクロン・・・と思っていたのだけど、最近迷いが・・・。

 

SUMMICRON 50㎜ F2 (1st・固定鏡胴)

初代ズミクロン。

圧倒的解像度の伝説のレンズ。

解像度が高く、かつ開放で程よく柔らかさが残っているとのことで非常に魅力的に感じる。

某カメラ雑誌のテストでは後継の物より解像度に関しては上との事。

鏡胴のつくりものちの物より美しい・・・。

他のレンズを選択しても結局欲しくなると思う。

難点は、最短撮影距離が1mで寄れないこと、黒も存在するが恐ろしく高い為手を出せないこと。

 

DR SUMMICRON 50㎜ F2

上記のもの(1st・固定鏡胴)の近接撮影能力を強化したもの。

「眼鏡」と呼ばれるパーツを取り付けることで0.48mまで接近撮影ができる。

寄りたがりの私にはピッタリに思える。

また、その切り替えギミックがすごくかっこよい。

また、通常のズミクロン(1st)に比べて特に精度が高く、写りが素晴らしいといわれている。

まさにロマン!

問題は特殊機構が付いているが故、デジタルライカでは使用できないこと。若干重いらいいこと。

前者は当分デジタル機導入予定はないのでフィルム機ならではのレンズ、という感じがして悪くない気もする。

重量・多さに関しては気になるところだが、試してみなことには・・・。

通常の1stを買うならこっちで良いようにも思う。

現時点で一番気になるレンズ。

 

SUMMICRON 50㎜ F2 (2nd)

第二世代。

最有力候補の一つ。

イカレンズ最初の一本を50㎜にしていたらおそらくこれを選んでいた。

1stに比べ、構成枚数が若干減って6枚玉と呼ばれている。

コストダウンの結果との話も聞くが、ダブルガウス型ならまず外れは無いと思われる。

黒いレンズが普通にあり、世代的にもM4と似合いそう。

この世代までがレンズ刻印に昔ながらのフォントを使っているので違和感もないと思われる。

最短撮影距離も0.7m。

単体でもそこそこ寄れるので、取り回しもよさそうなのもポイント。

開放の滲みも残っているようなので、開放が緩くて絞るとカッチリが好きな自分としては良いと思う。

実用ならこれかなって。

 

 

でも気になる大口径、ズミルクス。

F1.4!

標準レンズといえば50㎜ F1.4 。

私の初めての一眼レフもPENTAX SPに50㎜ F1.4だった。

暗いところでもシャッター速度が稼げて、1段の大きさを実感したものである。

 

 

 Summilux 50mm F1.4 (1st)

 Summilux 50mm F1.4 (2st)

 

さて、どっちだ。

開放のほわっとした感じがより強いのが1st、キッチリとしているのは2nd、といった感じなのだろうか。

最初は手堅い2ndのほうが良いのかな。黒鏡胴もあるし、M4にも似合うし。

ほわほわを求めるならズマール・ズミタール辺りも視野に入ってくるし・・・。

 って、2ndは高いのか?

本当に悩ましい。

 

われらがコシナ

最近のコシナって凄い。

M4を買った時、最初の一本目を50mmにしていたら、

35mmはまずコシナのNOKTON classic 35mm F1.4 II VM辺りに行っていたと思う。

Leicaレンズ1本の値段で2-3本くらい買えてしまう。しかも新品で。

ここ最近何度かコシナ50㎜を買ってしまおうかと思い踏みとどまっている。

 

NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical

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性能も間違いなさそうだし、F1.5の大口径。

コーティングと外装違いで6種類ってすごいな・・・。

真鍮鏡胴のブラックペイント&ニッケルがポイントが高い。

カメラ屋で見かけたけど現物もよさそうだった。

新品なのでコンディションとか気にしなくていいし・・・。

取りあえず持っておきたい気もする。

  

NOKTON 50mm F1.1

dc.watch.impress.co.jp

夢の超大口径!

F1.1!球面レンズ!

これなら後からズミクロンを買おうがズミルクスを買おうが共存できるんじゃ?

というわけで、某カメラ屋に中古の出物が有ってうっかり買いそうになった。

てか、今も欲しい。既に口径の非球面F1.2 に切り替わっている?

買い損ねたら後悔しそうなのよね・・・。

 

APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical

そんなことを考えていたら突如として発表されたこのレンズ。

dc.watch.impress.co.jp

※ 実はこの記事、去年からからずっと弄繰り回している。

 

ソニーEマウントで登場していたレンズをMマウント化。

凄く気になるレンズ。Eマウントでは羨ましいレンズの一つだった。

Mマウントデジタルカメラのセンサーカバーグラスの厚さに最適化されているらしい。

マウントアダプター経由でNikon Zでもつかるのでは!?

と、思ったけど上記理由でMマウント以外では性能が発揮できないとの事。

単純に移植しているわけでは無いみたいだし、Nikon Zに最適化されたレンズなんてそうそう出ないだろうなぁ・・・。

 

・・・話がそれた。

超絶性能をフィルムで使えるのが最大の魅力。

アポズミクロンには手が出なくてもこれなら・・・。

一度使ってみたいのは間違いない。

開放F値がF2なのでズミクロンと被るのをどう考えるか。

 

 

結局どうする?

正直まだ決めかねている。

取りあえず50㎜も1本目は純正で行こうかなと。

(既に複数本持つ気満々なのは我ながらどうかしていると思う。)

複数本を持つ前提だと組み合わせを考慮・・・というか買う順番を考えることになる。

1本でしばらく行くなら Summicron 2nd。

計画的に2本行く気ならDR Summicron + Summilux系。

現物見て決めたみたいけど今はな・・・。

結局良さそうな出物があったらそれになってしまいそうな気もする。

 

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2021年4月10日追記

結局、Summicron 2nd を購入。

取りあえず、基本ラインを構築しよう、ということで。

次はElmarit90㎜あたりを狙いたい。これで基本は押さえられる。

後はより広角、近接やら夜戦仕様やらを拡張していきたいなとか・・・。

妄想がはかどる。