今日もカメラと。

好きなカメラの事を、好きに書いています。

Nikkor Z 40㎜ F2で春の野川公園を。

Z6を購入以降、アダプター経由でライカ用レンズをつけて楽しんでいました。

 

 

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でも、折角の新世代機、1本位は専用レンズが欲しい。

気になるのはNikkor Z 40mm F2S。

小型軽量・値段もお手頃。

2021年10月発売のこのレンズ、人気なのか品薄で当時も入荷待ち状態。(今も!)

そのうち届けばよいや!そう思い、2月某日注文を入れました。

そして、3週間ほどたった先日到着しました。

 

 

 

 

またまた野川散歩。

さて、季節はちょうど春も始まりの気持ちがいい時期。

またまた野川公園へ。

休日もさほど人が多くなく、のんびり散歩ができます。

 

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絞り開放。わずかな周辺現行とやわらかめの描写が良いなぁ。

 

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野川に向かう道すがら。これも開放。

新しい緑が目立つようになってきましたね。

40㎜でF2だと決してボケが大きいレンズではないですが、寄るとこの通り。

最短撮影距離0.29mとそこそこ寄れるのは大きいですね。

 

そして野川公園に入っていきなり出会ったのはこれ。

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古い本!

忘れ物か、ベンチで風に置きっぱなしになって居ました。

風吹かれてページがパラパラとめくれていた。

何の本か気になって表紙を見せて貰うと・・・。

 

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石川啄木「雲は天才である」。

小説・・・石川啄木は小説も書いているのね。

今度読んでみよう。あ、青空文庫にもあるのね!

 

www.aozora.gr.jp

 

それにしてもこの本良いな・・・。

なんだか、撮影セットとしておいてあるんじゃないか思うくらい雰囲気の良い本。

ちょっとほしい。持ち主さんはちゃんと回収できただろうか。

 

開放で撮影。描写も良い感じ。

撮れた!って思った。

被写体のパワーが強すぎますね。

 

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そりゃ、雲を入れてとります。

 

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サンシュユ

 

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桜!

ちょっと前まで何もない感じだったのに一気に花が。

 

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くじら山から。

柳の新緑も鮮やか。

これを撮りに来たのです。ものすごく鮮やかな緑。すごく良い。

もっていっていたポジを詰めた2眼レフでも数枚撮影。

残念ながらすぐに曇ってしまった。ギリギリ間に合った良かった・・・。

 

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もう川遊びをしてる!

 

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もう桜の季節ですね!

今年はどのカメラで撮ろうか。そんなことを考えるのも楽しいなと。

野川沿いの桜の状態を確認しながら帰路についたのでした。

 

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小金井街道との立体交差点。なんだかおもしろい。

遠景もばっちり。パースが付きすぎないのでなんでも撮れる感じ。

 

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金蔵院の枝垂桜も咲始め。

毎年楽しみなのよね!

 

konzoin.com

 

やっぱり寄れるのは良いなぁ。

 

 

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最後にいつものを。

 

 

 

Nikkor Z 40mm F2

 

www.nikon-image.com

 

小型軽量の準標準レンズ。

広すぎず、狭すぎずの心地良い画角だな感じました。

お散歩ならこれ一本で何とかなる感じ。

目に入ったものを、オートフォーカスでパシパシ。

お手軽価格ですし、とりあえず持っておくのに一押しです。

 

一応所感等を。

 

外観・操作系とか。

外装、マウントまでプラスティックなレンズ。

その分かなり軽量なのですが、ちょっと寂しい気も。

少し前の私ならこの時点で却下になって居たかもしれません。

MF Nikkor 至上主義だったので(笑)

とはいえ、作りはしっかりしていて流石ニコンといったところ。

デザインもシンプルですね。操作系もピントリングのみ。

AF/MF切替スイッチもないのでした。

ピントリングの感触もスカスカ感もなく良いです。

マニュアルピント操作は電子式。ゆっくり動かすと精密なピント合わせが可能。

ちょっと遊びがあるからか、ゆっくり動かしたときに反応するまでワンテンポ間があるのであれ?ってなります。

大抵はオートフォーカスで行けるので問題ないのですが、近接時に必要になってくるのでちょっと気になる部分ではあります。

 

描写

今時に珍しく4群6枚のシンプル構成ですが、流石最新の光学系!

中・遠距離描写に関しては言うことなし。解放が柔らかめなのも良いですね。

本の写真、あまりぱっきり過ぎないからこそ良い雰囲気になったのではないかと思っています。

絞ればキッチリ。何も不満がない感じに。

 

問題は近距離。

前評判で至近距離・開放だとかなり甘いと聞いていましたが評判通りなのでしょうか。

オートフォーカスでピントを合わせるとあれ?っという描写になります。

甘いというか、線が太いというか、ピントが??

このレンズ、シンプルな構成だけあってか近接はかなり収差が目立ちます。

それゆえ、やわらかい雰囲気のある描写を得られるわけですが、使いこなしにはひと手間いる感じです。

古い大口径レンズによくある傾向ですが、解像のピークとコントラストのピークが別にあるとこういう感じになるのです。

 

どういうことかというと・・・。

 

 

 

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ここではわかりにくいかも・・・。

左はAFで合わせたそのまま。右はMFで最良と思われる場所に合わせました。

左はコントラストは高くぱっと見良さそうですが、なんだか毛の感じが太くてパッとしない写り。

右はほわっとしましたが、毛並みは改善しているのではないでしょうか。これなら私的に有りです。

 

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実際の撮影例。↑で掲載している写真の一部です。

手持ちなので厳密ではないですが・・・。

これも左がAF、右がMF。

微妙?

高画素機だとまた違ってきそうです。

 

今回掲載した野川での写真は、近接の場合MFでピントを合わせています。

それでもパキパキとは言えませんが、やわらかくて良い描写ではないでしょうか。

個人的には結構好きです。

これが、AFで出来れば言うことないのですが・・・。

 

ミラーレス系は像面位相差AFとコントラストAFのハイブリット。

どうしてもコントラストAFの介入があると1枚目のようなコントラストが高い方にピントを合わせてしまうようです。

一眼レフ時代にもAF-S Nikkor 58mm 1.4Gの様なレンズはこれを派手にした傾向でした。

しかしファインダーを覗いて撮影する分には解像を重視した方に合わせてくれていました。(ほわほわですが。)

ライブビューだと、コントラスト重視でイマイチ。

ので、Z未所持時代にはこういう癖のあるレンズのピント合わせってどうなるのかな・・・と思っていましたがやはりちょっと難しいみたいですね。

この辺も考察してみると面白いのかもしれません。

 

 

 

まあ、いろいろ書きましたが、買ってよかったです。

この組み合わせの暫く稼働率が高くなりそうです。