久々にニコンネタです。
ここのところライカばかり使っていてちょっとマンネリ気味かも!という気もした為、久々にD850を持ち出してみました。
レンズはAF-S Nikkor 24mm F1.4G。
描写はとても好きなのだけど、画角が難しくこれまた稼働率が低くなってしまってっているレンズ。
ちょっと勇気が要りましたが、今日はこれ一本で。
DATA:Nikon D850 / AF-S Nikkor 24mm F1.4G
ピクチャーコントロールはニュートラル、シャープ系及びNRはオフ。
駅へ。
いつもの駅に向かう道。
ドーン!ファインダーを覗いた感じも強烈だった。
このところワイドは殆ど35㎜だったのでやはり何だか慣れない。
逆光だけど流石の安定描写。近代レンズは凄いね。
まだ画角に慣れず、納めるのに苦労した。
これは開放。周辺減光が心地よい。
1/8000まで切れると無理やりな絞り選択が出来る。
いつもの被写体を撮る。
画角が違うので撮っている時の違和感は大きいけど、上りはわりといつも通り。
新宿。
再開発で見慣れた景色が変化していく新宿駅西口。
手前のビルが無くなってこのビルがまる見えになった時は凄く未来っぽい感じがしました。
いずれまたビルが建てば消えてしまう景色。
西口に来ると撮ってしまう。
ワイドdeヨドバシ。
広角レンズは都心部で活きるなと思った。
1枚目は開放。
写りはかなりお気に入り。
等倍で見ると甘いのだけど心地よい写りなのですよね。
絞ってもきつくなりすぎない。好き。
D850のこの画像設定(ニュートラル)、ずっとお気に入りで使い続けきたのですが、このところM11の”濃い味”ばかりを見ていたので最初かなりあっさり、眠くも感じてしまった。
慣れって怖い。
暫くすると落ち着きましたが、見る人が見るとやはり”薄味”なのでしょうね。
中野。
中野へ。
ワイドでだと仰角構図が多くなる。
24㎜はやはり広い。
このアコムの看板は少し前までネオン菅が使われていたのだけど、いつの間にか普通の看板になってしまって居た。
日中も光が当たって輝くのが好きでよく撮影していたのですが、残念。
お気に入りの撮影ポイントもいつまでも有るわけでは無いのよね。
これもいつもの。
絞り開放ですが、このなんというかしっとりしたというか。
24mm F1.4Gの日陰での描写が凄く好きなのです。
RF機を使っている時は寄れないので、うっぷんを晴らすように寄りまくり。
最短撮影距離0.24m!!
一眼レフは良いね。なんでも撮れる。
ここまで寄ると背景もかなりボケる。
室内でものけ反らずに手元が撮れる!
機材はやはり適材適所ですね。
そしてやはりこの描写は好きだなと改めて思いました。
これも消えゆく風景。
ワイドで記録できてよかった。
日が落ちて。
この組み合わせだと、多少シャッター速度が遅めでも余りブレずに撮れた。
ヘビー級なセットだからか。
シャッターボタンのを押し込んだ時に切れるまで抵抗が無いのも良いかもしれない。
M11のブレが目立つのはプチという感じのスイッチを押す抵抗も悪さをしていると思う。
しかし久しぶりにガッツリ使いましたが、やっぱりいいな、このレンズ。
AF-S Nikkor 24mm F1.4Gについて。
ニコンの誇るFマウント大口径広角レンズ。
フィルムからデジタルに移行してから初めて買った大口径レンズです。
当時はD300を使っていたのでフルサイズ換算35mmの画角で使っていたのですが、よく使ったレンズ。
当時28mmが好きで35mmは正直得意では無かったのですが、この写りが凄く気に入ってしまい気づけば普通に使えるように。
それ以来広角の主軸は35mmに移行したのでした。
写りは決してバリバリシャープなレンズでは無いのです。
当時最新の大口径単焦点だった為、さぞかし凄まじくよく写るのだろうと期待していた私は、初めて使った時はえ?っと思いました。絞ってもシャキシャキという感じよりはおとなしい感じだったのです。
しかし、開放付近、とくに室内などの低照度の環境での代えがたい心地よい描写には驚かされました。
消してほわほわするわけではなく、ちゃんと写るのですが、柔らかいというか。
絞ったときの描写も固くなりすぎないということであり、慣れれば何も問題有りませんでした。
そうして一気にお気に入りのレンズになったのでした。
D800に移行したときに、24mmの画角になれることができず、35mm1.4Gに常用レンズの座を譲りましたが、今でも一番好きな描写をするレンズと言っても良いレンズです。35mm F1.4Gは傾向が違うのですよね。
競合にAF-S 24mm F1.8Gやシグマの24mm F1.4 DG HSM等安くて超優秀なレンズが有り、少々地味なレンズのように思いますが、私的いち押しレンズです。