今日もカメラと。

好きなカメラの事を、好きに書いています。

F-801で開放ほわほわ散歩

たまに行くハードオフで入手したとても綺麗なNikon F-801のテストを兼ねて小金井公園を散歩してみた。

当方所有の中で唯一1/8000が切れくるフィルム機となる。

1/8000が使える!ということでNikkor S・C Auto 55㎜ F1.2の開放で撮りまくった。

 

絞り開放祭り

 

・持ち出した機材

 Nikon F-801

 Nikkor S・C Auto 55mm F1.2

 Micro Nikkor Auto 55mm F3.5

 

・使用フィルム

 FUJIFILM FJICOLOR 100

 

以下特に記載のないものは55㎜ F1.2 開放。

 

f:id:kei_arika:20201012233544j:plain

ぽわぽわ

 

f:id:kei_arika:20201012233548j:plain

f:id:kei_arika:20201012233554j:plain

 

百日紅。折角の1/8000を生かしたいところだけど、生憎の曇り。

 

 

f:id:kei_arika:20201012233600j:plain

セミの抜け殻。

この後、大量にあるところを発見してしまったため、24枚撮りの大半がセミの抜け殻で埋まることに。

 

 

f:id:kei_arika:20201012233606j:plain

ちょっとピンボケ。

 

 

セミの抜け殻祭り

セミの抜け殻が大量にある叢に遭遇。

なぜかMicro Nikkor との撮り比べになっている。

そういうことはデジカメでやろうな、自分・・・。

以下、左55㎜ F1.2、右 55㎜ F3.5

 

f:id:kei_arika:20201012233611j:plain
f:id:kei_arika:20201012233622j:plain

 

 

f:id:kei_arika:20201012233632j:plain
f:id:kei_arika:20201012233627j:plain

 

 

f:id:kei_arika:20201012233636j:plain
f:id:kei_arika:20201012233647j:plain

 

 

f:id:kei_arika:20201012233657j:plain
f:id:kei_arika:20201012233652j:plain

 

流石にマクロははっきりクッキリ。モノコートの古いレンズだけど、何も問題なく使える。

でも、F1.2のほわほわはやはり良い。この画像ではわかりにくいけど、ほわほわの中に繊細な芯が有るしとても好み。

絞ればちゃんと写るのでその比較もしてみたい。(流石に今度はデジタルかな)

 

 

f:id:kei_arika:20201012233703j:plain

 これはF5.6。絞ればシャッキリ。

 

 

f:id:kei_arika:20201012233708j:plain

F1.2。この感じが好き。

 

f:id:kei_arika:20201012233712j:plain

 

 

f:id:kei_arika:20201012233724j:plain

 

 

f:id:kei_arika:20201012233728j:plain

この感じ!こういうのが撮りたかった。

絵画のような描写になるのよね。

 

f:id:kei_arika:20201012233733j:plain

 

f:id:kei_arika:20201012233738j:plain

キバナコスモス。コスモスとほわほわは相性は良いと思う。

 

 

Nikon F801

 

f:id:kei_arika:20201013022923j:plain

Nikon F-801 + Nikkor S・C Auto 55mm F1.2





1988年発売のAF機。

ニコン最初の世代のAF機。実はNikon F4より古い。

 Nikon初の1/8000機。私がカメラを始めたころはF801Sが現役でともあこがれた。

F-801SはAF強化され、スポット測光が追加されたもの。

当時なかなかの高級機だったように記憶しているが、元箱付きで3000円せずに入手できた。

 

f:id:kei_arika:20201013022905j:plain

 

とても綺麗な個体である。

ほとんど傷が見当たらず、有りがちなテカリも皆無、グリップ周りの劣化も見られない。

ファインダーもごみ一つない状態であった。

おそらく、購入後ほとんど使われないまま仕舞い込まれていたものと思われる。

残念ながらAF駆動系周りが油切れを起こしているのか、AF駆動すると凄い音がするけど、その他はいたって問題無し。

どちらにせよ、F-801で使えるAFレンズはあまり多くないので、MFで使うことにする。

 

さて、実際に使ってみると、思った以上に使いやすい。

AF機としては初期の物なのだが、すでに操作系が今と大きくは違わない。

 デジカメの操作方法を知っていれば特に問題なく操作できるので無いかと思う。

大きく違うのがAFレンズでも絞り操作をレンズ側で行いことくらい。

そのため、絞りリングが無いレンズ(Gレンズ)を使用する時はシャッター優先かプログラムオートを使用する必要がある。

Gレンズで絞りをどうしてもコントロールしたい場合はプログラムオートモードでプログラムシフトを使うと良いかと。(測光後コマンドダイヤルを回すと絞りとシャッター速度の組み合わせを変えられる)

 

設定可能シャッター速度が1段刻みなのには少しびっくり。

今となっては考えられないけど、マニュアル機では普通だよね。

微調整は絞りリングで!

この辺は時代を感じるなぁ。

 

個人的にお気に入りの部分はペンタ部の白い採光窓。

明るいところでファインダー内表示を照らす光を取り入れる為の窓だけど、これが凄く格好いい。

当時F4、後にF90系にも採用されていて、憧れの象徴だった。

ちなみに暗いところでは機能しないので、バックライトはちゃんと備わっているのだけど、発光時は採光窓も光るのが何だか可愛らしい。

 

撮影結果は概ね問題なしだったと思う。

AF機の明るいファインダーでF1.2のレンズは少し辛かったようで、ちょっとピントが怪しいコマが多かった。この辺りは腕の要素が大きいと思われるのでなんともだけど・・・。

 

 

Nikkor S・C Auto 55mm F1.2

 

f:id:kei_arika:20201014020507j:plain

 

総金属製で大きなガラス・・・とてもずっしりとしていてお気に入り。

MF Nikkorの中で一番稼働率が高い。

開放のほわほわかつ、繊細な芯が有る描写がとても良い。

そして絞ればクッキリの素敵レンズ。使っていてとても楽しい。

これを入手したことにより、Nikkor Autoに本格的に手を出すことに。

 

私の所有している個体はマルチコート仕様(C付)の後期型で、純正Ai改造がされているためデジカメでも使用可能。

改良されたNew Nikkorから最短距離が60cmから50cmへ短縮されているため、ゴム巻きでも問題無いのならそちらのほうが良いのだと思う。

でも私はAll 金属の方が好きなのでNikkor Auto時代の物を選んでいる。

最初入手する時はより古いNipon Kougaku銘のモノコート仕様と悩んでいたが、結局最初に出会った方を購入。

以降、Nikkor Auto を購入する時は Ai改かつ、C付のものを選ぶようにしている。(Micro Nikkor 55㎜ F3.5はC付きだとゴム巻きになってしまうため、C無しを探した。)

同じF1.2のAi-sと50mmとノクト58mmもすごく気になる。後者は凄く高いけど!

 

www.nikon-image.com

 

www.nikon-image.com