祐天寺のPaperpoolさんで開催されているElmar35展。
私は前期に出展させていただいていましたが、先日展示期間が無事終了しました。
この一年。ひたすらElmar3.5cmを使って撮影していました。
これまで気ままにその日の気分で機材を選択撮影してきましたが、意図的に長期間一つのレンズを使い目標を決めてひたすら同じレンズで撮るというのは初めての体験でした。
そこまで気合を入れて撮っていたわけでもなく、いつも基本的には近所をふらふらしている時に使いカメラをちょっと固定してみた、そういう感じ。
ただ、別の機材を使っている時に良い写真が撮れてしまったら勿体ない!というような感覚が抜けず、大半をこのレンズで撮っていたように思います。
M4 + Elmar3.5cm、フードはフラッシュバックカメラさんのFB-07。この組み合わせで過ごしました。
正直いろんなカメラ・レンズをとっかえひっかえしたい人間としてはちょっとしんどく感じる部分も有りました。
たまに、息抜きと称して別のレンズを持ち出して、後悔したり(笑)
また、買っても使えない・・・という訳で撮影期間中はライカ用の35mmレンズが増えませんでした。反動でひと段落付いた瞬間に1本増えてしまいましたが!
そんなこんなで長いようであっという間の1年でした。
さて、今回の展示では昨年の10月に逗子で撮影した写真を展示しました。
まずは図録用にセレクトしたのが下記の9カット。
SNSでも載せたカットですが、今回新たにスキャンしなおしました。
ノンコートのレンズに対して嫌がらせのようなシチュエーション多数ですが、驚くほどちゃんと写って印象的でした。展示時期も夏ということでこの時のロールから選ぼうと決めました。
図録用に5-10点選定するように、という事でしたがこれが難しい。
浜辺の写真をメインで関連したものを・・・と思うと数がギリギリなのです。
なんとか選びましたが同じようなイメージの写真ばかりになってしまいました。
これは今後の課題。
図録にはこの中から3点セレクトしていただいています。
プロのセレクトは本当に凄いなと・・・。
図録は会場で買えるので宜しければ。他の方の作品も素晴らしく、読み物も読み応えがあります。会期終了後には主催の加納さんの通販サイト通販も有るようです。
展示用には最後のボートのカットを選びました。
後ろから物音がしたので振り返って目に入った景色を咄嗟に撮影したもの。
ちょっと傾いているように思えますし、ド逆光で流石にフレアっぽいですが浜辺の眩しさがなんだか出ている気がして気に入っています。
ただ、プリントには難儀しました。
光の眩しさを出してなお、眠くならないようにするのが難しかったです。
プリントできる時間も限られている中で、可能な限り追い込んだ追い込んだつもりでしたが、やはり何かが足りない・・・そんな気もします。
この辺りは普段からプリントしていないとイメージはつかめないのかもしれません。
撮影時の問題も有るのでしょうし、難しいですね。
最後に。
初めて参加させていただいたグループ展。
久々に暗室でのプリント作業まで行いましたし、額装をお願いするのも初めて。
正直参加を決めたときはいろいろ不安でしたが、何とか乗り切ることが出来ました。
去年の展示を見ていたので、あのレベルから浮かない写真(プリント)を何とか出さねばと思いやってきましたが、とりあえずは溶け込めていたのではないかな。そう思っています。
展示に当たっては主催の加納さんに本当におんぶにだっこになってしまいました。
本当にありがとうございました。
機材縛りがちょっとしんどい気もしたので悩みましたが来年も参加します。
展示作品を決めてからしばらく息抜きをしていましたが、そろそろ再始動をせねばなりません。
今回の反省*1を元に来年は少しでも良いものを出せるようにしたいです。
私の写真の展示は終了しましたが、Elmar35展は今日から後半の展示です。
招待作家さんの展示も後期からなので私はまた行ってみようと思っています。
宜しければ是非。