M11を購入してから1年が経過。
なんだかんだでいろいろ活躍してくれています。
しかしながらエルマー3.5cmを装着してちゃんと撮影をしたことは今までありませんでした。
なんとなくフィルム機で使うものと思ってき為です。
このレンズでポジフィルムを使った場合どうなのだろうと気になり、発色をチェックしてみたくなり、とりあえずデジタルで試してみることにしました。
戦前のノンコートレンズと(ほぼ)最新デジタルとの組み合わせ。
はたしてどうなるか。
場所はいつもの小金井公園。
我ながら出不精が過ぎる。
良い天気。ホワイトバランスは昼光固定。
F8-11位。このレンズ、日中は基本絞って使っている。
中心は何も問題ないけど、やはり周辺はぼやぼや。
拡大すると粗が見えるけど、写真としては問題ないと思う。
うねうね。
最近枯草に惹かれる。
ノンコートレンズとの相性もなんかいい気がするのよね。
梅園。
今年はいろいろな気が一斉に咲いて華やかな印象。
発色は素直かな。おとなしい感じ。
ノンコートだからコントラストは低めかも。
M11はコントラスト高めなので程よくなっていると思う。
建物園。
暫く工事をしていたけど、屋根の吹き替えが終わり新しい銅版が見えている。
発色を見ようと思いましたが、この時期はあまりカラフルなものは少ないのでした。
桜や新緑の時期ならよかったのですが。
ド逆光!
流石にゴーストが凄い。
コーティング色の影響を受けないからか白っぽいゴーストになる。
シチュエーションにもよるけど、日差しのまぶしさがが感じられてこれはこれで嫌いじゃない。
カラーネガで撮影してスキャンするとカラーバランスが暴れてこの感じが出ないのですよね。
調整すればいいだけなんですが、色音痴でどうもうまくいかない。
空と木のシルエットはこの時期の大好物です。
日が暮れてからだんだん暗くなってくるのを眺めるのが好き。
寒いけど・・・。
この構図だと周辺部に配置した木々はどうしても崩れるのでエルマーではちょっと辛い。
最新レンズの出番。持っていないけど・・・。
発色のテストをするにはちょっと時期が向いていませんでした。
以前のちょっとだけ試した印象だと新緑の微妙な色が出なかった覚えが有りますが、普通に使う分には困らない程度にはニュートラルで良いと思う。
古いレンズだとあからさまに発色が悪いと感じる時も有るのですよね。
Nikkor Auto 85mm F1.8は赤が出なかった。
山吹色の葉っぱがどうやっても茶色に写ってえ?っと思った。
逆にHektor5cmは赤が派手に発色するので驚いた。
古い色いあせたピンクの布が新しくなったように写ったり。
エルマー3.5cmは大きな違和感なく普通に写ってくれて優秀だと思う。
戦前のカラーは考慮されていない筈の時代のレンズなのに凄い。
ガラスの質が良いのだろうか。
もっとも、私がかなり色音痴なので、見る人が見ればおかしい部分は有るのかもしれません。
ともあれ、概ねカラーでも普通に使えそうな印象。
繊細な色は止めて方が良いと思うけど。
ポジで試してみるのも良いかもしれませんね。