M4を購入し、ライカに手を出してからもう3年になりました。
毎度思いますが、本当にあっという間。
メインのニコン関連が一段落しつつあることもあり、ライカに持てる資金を注ぎ込みまくった狂気の3年。
この1年も色々やりました。
三年目のM4BP。
この1年もしっかり活躍してくれました。
出掛ける時は大抵一緒。
スマホの写真フォルダから見つけたM4写真たち。
結構出てきた。縦写真ばかりだったのが驚き。インスタのストリーに上げていたからかな。
交換レンズも含めて小型でカバンへの収まりも良いのも大きいですね。
元より凄く扱いやすいカメラですが、より自然に扱えるようになったと思う。
旅行でも活躍しました。
Leica M4 / Elmar 3.5cm F3.5 / Kodak TMAX100
波照間島。
憧れの南の島ということで、沢山カメラを持って行きましたが使い分けに悩む事に。
波照間島は海が綺麗な島。モノクロで大丈夫か不安でしたが、思いの外良い感じに。
Leica M4 / Elmar 3.5cm F3.5 / ILFORD XP2 Super
こちらは霧の美ヶ原をモノクロで。これは狙っていきました。
霧がちょこちょこ雨になる環境だったのでカメラを守りながら撮影。
苦労しましたが、夢中で撮影しました。
今年はM11を導入*1したので稼働率が落ちるかな・・・と思いましたが、そんなことは無く。
やはり撮っていて楽しいのはM4なのです。
旅先でも35㎜レンズを付けてパシパシと。
案外大抵のシーンはカバー出来ます。
やはり寄りたくなる事もあるのですが、その時はDRズミクロンでなんとか対応。
なんとか工夫しながら撮るのも良いですね。
そんな中で未だ手こずっているのはピント。
特に90㎜クラスがどうしても安定しないのです。
M11の導入でどうやら、ファインダーの覗き方にも原因があるようなのは分かってきました。
撮影してすぐ確認できるデジタルはこういった検証にはとても役立ちます。
ただ、どうもそれだけではない。
何かを見落としているのか。
まだまだですね。今後の最大の課題です。
Elmar35展
去年の7月にElmar3.5cm F3.5縛りのElmar35展に参加決めてから、ひたすらM4+エルマー3.5cmで撮影することになりました。
面白い写真が取れたらそれを軸に展示写真を組みたいので極力エルマー3.5cmを使う日々。
スペック的には少々厳しめな戦前の古いレンズですが、フィルムで取っている分には案外普通に使えるものです。
カラーでも概ね問題無し。
レンズ単体ではM4には少し小さい気もしますが、フードを付けるバランスが良くなります。
写真はまたしても使い回しです(笑)
なんとか、プリントまで持って行けて本当に良かった。
そして、来年の展示にも継続参加することを決定しました。
また一年、このレンズのお世話になりそうです。
2度の修理。
写真にシャッターの走行方向にスジが写り込む現象が発生し、2度の修理のお世話に。
実は美ヶ原の写真の最後の一枚にその現象が出てしまっています。
縦構図にしたり、無地に近い条件になると目立ちますが、発生するのは横構図なら下半分、地面が写り込むことが多い辺りなので、気づかない事が大半。
その為、1度目に修理して再び発生していることに気づくまでに時間がかかりました。
古いカメラと付き合っていくには、根気よく対処する必要があるなと感じます。
毎度付き合ってくださるカメラ屋さんにも感謝。
私のようなライカ初心者にとって、きちんと対応してくださるのは本当に助かります。
このM4購入してからちょこちょこ気になることが発生して修理してもらっていますが、なんだかその分愛着がわくように思います。
少しずつ気になる所を潰していき、その分自分の物になるというか。
これ一台で撮影している場合はたまったものでは無いのかもしれませんが、幸い修理に出している間はほかのカメラを使える環境に有るため、余裕をもって対処できるのも大きかったのかもしれません。
Ⅲfを導入したのもそんな流れの中での事でした。
二度目の修理はこれで乗り切りました。
3年目の浮気。
カメラは黒いのが好き。
ライカに関しては最初から遠回りを避け、M4ブラックペイントを購入しました。
お陰で、ボディに関しては物欲は落ち着いていました。
が、実は一度だけ入れ替えを検討した事があります。
いつもお世話になっている某カメラ店で恐ろしく綺麗なM4ブラックペイントが販売されたことが有ったのです。
剥げているところもほとんどなく、全体的に塗装のつや消しが残っていて恐ろしく綺麗。その上、操作感極上とわざわざ書いてある。
そのカメラ屋さんがそういう書き方をするときには、余程のとき。
これは・・・と思いました。
価格は「ASK」・・・要問合せ。
そもそもM4BPは私が購入してから恐ろしく値上がりをしており、そのうえこのコンディション。
相当高価な筈です。
ただ、明らかにモノは良いはずなのになぜか売り切れない。
よほど高いのか・・・。
気になるのでさっさと売れてくれれば諦めがつくのに!
そう思い一日に何度も商品ページを覗いていました。
多分無理。
でも、どうしても気になり価格の問い合わせをしてしまいました。
やはり高い。私が購入した当時の値段の約3倍。
手持ちのM4と使用頻度の低いレンズを簡単に査定してもらったが全く足りません。
今のM4もかなり気に入っているので追い金を出してまで手に入れるのは何か違うと思い、諦めようと思いました。
しかし何故かそのカメラもまだ売れず残ったまま。(大抵は瞬殺なのに)
気になって仕方が有りませんでした。
これはやれるだけ動いてみないと後悔する。そう思いました。
でも、手持ちの使用頻度の低い機材をかき集め買取査定を行ってみたが、やはり足りませんでした。
手持ちのお気に入りも出せば行けたのかもしれません。
例えばRolleiflex3.5F、F2チタン。
しかし、できませんでした。
私の中ではそれを手放してまで買うものではなかったということです。
そして、暫くしてそのカメラは売約済みに。
きっとコレで良かったのでしょう。
それに、あれだけきれいなカメラを使ってテカテカにしていくのはちょっと勇気のいる事です。
今のカメラは塗装ハゲが少しずつ進み、光沢も出てきて貫禄が出てきました。
それもなんだか嬉しくもあります。
今回のカメラをスルーしたことで、当面入れ替えを考えることは無さそうです。
やはりレンズが増えた。
それまでが頭がおかしい買い方をしていたので今年は流石におとなしめ。
でも、3本も増えていれば十分おかしいか。
TELE-Elmarit 90㎜ F2.8
前々から買おう買おうと思っていた一本をとうとう購入。
長かった。これで主軸のレンズはそろった感じ。
やはり使用頻度は低いのですが、小さいので鞄に忍ばせておけるのが良いです。
描写も申し分ない。開放がほどほどに柔らかくて、絞るとしっかり。
が、ピント合わせに難儀してきます。
最初はカメラカレンズの不調を疑いましたが、どうやら私のピントの合わせ方に問題があるようで。
使いこなすにはまだまだ時間がかかりそうです。
Elmar 90㎜ F4 (Triplet)
剃刀エルマーとの異名を持つこのレンズはずっと気になっていました。
トリプレットでどこまでやれるのか。
とはいえ、テレエルマリートを購入して殆ど間を置かずしてまた購入してしまったのはどうかしていると思いました。
だって、手頃な出物があるとねぇ・・・。
テレエルマリート同様、ピント合わせに難儀して居る上に、90㎜自体の使用頻度が低いのでまだ特性をつかみ切れているわけではありませんが、テレエルマリートに比べて力強い感じがする描写のようです。開放からパキッとしているというか。
剃刀の名前は伊達じゃない、という感じ。
このレンズに関しては別の苦労も有りましたが、それはまたの機会に。
Summaron 35㎜ F2.8(M)
また35㎜!
エルマー、ズミクロンにズミルクスを所有しているにも関わらず、欲しくなってしまう業の深さ。
ズミクロン1stと同じ造りのその鏡胴。
銀色で造りが良く、憧れのストッパー付き。
私の好きな写真を撮られる方が使用されていて気になっていたのです。
ちょうどElmar35店のプリントを仕上げた時期にドンピシャな出物が有ったため、反動のように購入してしまったのでした。
再びエルマー縛りに入りつつある事も有り、まだまだ使い込んだとは言えませんが、キッチリ写るレンズといった印象。
流石に今後は既存レンズをちゃん使うことに重点を置かないと。
カメラを撮る。
恒例の物撮り。
直線までメンテに出していたので今回は出来ないかと思いました。
今回は野外ロケ!!
実のところ部屋が汚すぎて室内撮影が出来ないだけだったりする。
とても良くない。
Leica M4 + Summaron 35mm F2.8
巻き戻しレバーのネジの頭のペイントが剥げてきた。
ボディのエッジの剥げが少し目立った来た・・・かも。
良い感じ。
手で持つときに触れる部分にツヤが出てきたように思う。
白レンズも問題なく似合うのではないかと。
フード(ITDOO)を装着。
良いなぁ。
この姿を見て8枚玉が再び気になるように。
ITDOOは黒い部分にロゴが無い金属製のものが欲しい。
あれ、レアなので本当に見かけないのよね。
これから。
レンズは概ね欲しい焦点距離はカバーできたのですが、それでも終わらないのが恐ろしいところ。
ただ、これまでの無茶が祟り資金的に厳しくなってきたので、これからはゆっくりと。
もう完全に趣味とロマンの領域ですしね。
Hektor 50㎜ F2.5
気になるLマウントレンズ。
見かける作例がなんだかツボに来るものが多いのです。
専用の絞り操作フードもだいぶ前に買ってある。
でも、なかなか良さそうなものが無い。
某店舗さんのネット在庫も出るたびに瞬殺。
良い個体が有ったらこれは買わないといけない代物だと思っています。
Summarit 50㎜ F1.5
こちらもLマウントレンズ。
開放描写が気になる比較的小型の大口径レンズ。
楽しそうなのよね。コストもズミルクスに比べればまだ優しい。
以前から気になっていたけど、Ⅲf導入後から優先順位が上がりました。
小さくてズッシリした感じもとても好きなのです。
Summilux 50㎜ F1.4 2nd
2ndの白鏡胴の物が欲しい。
描写も手堅くてサイズも現実的な大きさ。
ただ、ここに行くのはNoctiluxをある程度モノにしてからかなぁ。
Summicron 35mm F2 1st
所謂八枚玉。
ズマロンとM4の組み合わせが余りに良くて、やはり気になってしまう8枚玉ズミクロン。
私は古い時代のしっかりとした造りの鏡胴が好き。描写傾向も多分好み。
銀色の鏡胴でも、黒い筐体とも凄く似合う。
が、お高いので、これを買うにはレンズラインナップの再編成が必要になってくる。
35㎜の最終到達点の一つ。
Summilux 35mm F1.4 1st
これも35mm最終到達点の一つ。
所謂スチールリム。
構成は現有の2ndと一緒ということも有り、ズミクロン八枚玉以上にロマンな品。
シルバークロームな鏡胴と、先端に輝く銀色のフィルター枠、専用のフード全てが格好良い。
ただし、ライカ初期物のご多分に漏れず猛烈な高騰しており、そろそろ射程圏外に出ていきつつある。
その他レンズを処分してもちょっと無理かなぁ。
レア目のレンズはいずれも高騰、手を出せなくなってきています。
残念ですが少しホッとする部分も有ったり。
デジタルライカも入手し、機材的には必要十分以上の物が揃ったので、今年は使い込むことを意識しないといけません。
機材を入れ替えるにしても、せめて特性を理解してからでないと後悔する事になろと思うので。
当たり前の事なんですが、物欲に任せていると忘れがち。気を付けねば。
そんな四年目。これまでのようにはいきませんが、出来る限り楽しんでいきたいものです。